コラム
世界の中の日本
社会・教育
世界の中の日本 百年に一度のOpportunity(注:好機)とBreakthrough(注:突破)
富士梶@代表取締役 眞柄泰利
1.今起きていること
オイル価格の急騰、ガソリン税暫定税率廃止と復活。丁度一年前に、国内を騒がせていた話題である。当時、米国におけるサブプライムローンの話題はあがっていたものの、多くの人々は、百年に一度といわれるような、全世界を巻き込み経済に複合的な影響を与える出来事になるとは思ってもいなかった。一転、昨秋以降は、連日のように、リーマンショックにより、全世界の経済が大きなダメージを受け、さすがのBRICs諸国(注:ブラジル、ロシア、インド、中国など)、とりわけ近隣の中国においてもこうした影響を受けているとのニュースが配信された。
この間、日本経済は、米国が開発した金融商品、システムを受け入れ、さらには、会社経営やその評価、そしてマネージメントの手法に至るまで、著しく米国に傾斜し、日本のあるべき経営哲学を見失い、あるべき経営者、そして創造力までも失った。また、この潮流の中、いくつかの企業は、投資、企業買収など、本業以外の活動での拡大路線を掲げた結果、大きな影響を受け、技術力、ブランド力、競争力を失う結果となった。